解決後インタビュー ~H様~

H様は、転落事故の労働災害でご主人を亡くされました。それについて、弊所に損害賠償請求事件をご依頼いただきましたが、無事解決した折りに、H様へ感想などをインタビューさせていただきました。

目次

ご相談のきっかけ

実は、シーライトさんに面談に伺う前に、友人に勧められた法律事務所2か所へ法律相談に行ったのですが、威圧的で怖い感じの先生で、全体的に感じが悪くて、お願いするのはちょっとどうかな・・・と思っていたところ、息子がインターネットで調べてくれて、「藤沢で場所も近いし、労災にも詳しそう」ということでシーライトさんを勧めてくれたことがきっかけでした。

初回の印象

初めから熱心に話を聞いてくださるという印象でした。初回相談後にも動きがあった時に何度か電話をさせていただきましたが、その都度丁寧に話を聞いてもらえました。

ご依頼先として弊所を選んだ理由

家族の勧めもあり、お願いすることとしました。

依頼してよかった点

わからないことがあって電話やチャットをすると、必ず丁寧に対応してくれて、とても助かりました。
スタッフの方もいつも電話で感じがよかったです。

また、訴訟提起のタイミングで、弁護士費用の支払方法について、2つプランを出していただき、「最初に着手金を多めに支払うプラン」と「最初の着手金は少なめだが、報酬金が少し多めのプラン」とを選択させてもらえたことも、とてもよかったです。

弁護士が関与した結果に対するご感想

コロナ禍でしたし、裁判官の交代や会社の合併などいろいろなことがあり、仕方がないかなと思いつつ、長い時間がかかり、「いつ終わるのだろう」という気持ちは正直ありました。

途中で労基署が思ったように資料開示をしてくれないということもあり、そこでもかなり時間がかかった印象です。「なんでそんなに隠すのかな」という疑問は感じることが多かったです。

事故後に労基署が現場検証をすると聞いたので、立ち会いたいと言いましたが、頑なに拒否されて立ち会うことができなかったということもあり、いろいろな機関が閉鎖的だなという印象を受けました。
自分では、情報開示とかもうまくできなかったと思いますし、早いうちから弁護士さんに相談しておいてよかったなと思いました。本当によい法律事務所を見つけてくれたと、探してくれた息子にはよく言っています。

解決までの中で特に印象に残っていること

全部をお任せできたことがよかったです。
相手の主張は、細かいことをつついてくるなという印象でしたが、基本的には先生方にお任せしていました。
最終的に出てきた3割という過失については、本人の不注意もあるとも思うので、0~1割ということはないかなとは思っていました。
家族と話しあう中でいろいろな意見も出ましたが、最終的には、先生方の意見に従おうということになりました。

小林弁護士

我々としても、3割という過失相殺に完全に納得しているというわけではないのですが、何せ「なぜ転落したのか」という肝心な部分が分からず、あれこれと情報開示や証拠収集しても、これ以上は事故内容が明らかにならない状態でした。しかし、過失相殺の立証責任は被告側にあるにも関わらず、印象論・抽象論で「被害者の過失もそれなりに大きい」という裁判所の態度には呆れるばかりであり、共に担当した澁谷弁護士とも「3割がギリギリの線だな」「3割を超えるようであれば、判決に進んでもいいね」と事前に話していました。そういった意気込みが裁判所に通じたのか過失相殺3割でしたので、依頼者様の経済的・精神的負担や早期解決の重要性などを考えた結果、裁判所和解案を受け入れることをおすすめしました。

裁判所には1回も行かなかったけどよかったのかな?と思っていました。ただ、独特な場所だろうなと思うので、家族も私も行きたくはなかったのですが・・・。

小林弁護士

行かないケースの方が圧倒的に多いです。基本は任意でして、尋問期日でもない限り、絶対に出廷してくださいということはないですよ。

事件解決後、振り返っての所感

心情的に命とお金を照らし合わせるみたいなことに対して、何とも言えない気持ちは今もあります。お金をもらっても、あ~よかったよかったとはならないですし、夫は本当に痛い思いをして亡くなったので・・・何とも言えない気持ちです。
お墓は近所にあるので、毎月行っていますし、今回無事に解決したことも報告しました。

同じように労働災害の被害により悩んでいる方へのコメントをお願いします

先生方は話やすいし、親切にしてくれますよと伝えたいです。知り合いで困っている人がいたらご紹介したいと思います。

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