→ 学校の管理下にあればよいので、敷地内での事故に限られません。
一例として、校門周辺の公道で発生した死亡事故を解説します。
図工の授業中に、学校の敷地外に出て校舎を描いたり、学校周辺の風景などを描いた経験のある方も多いと思います。解説するのは、お絵かき中に車にはねられて亡くなった学校事故(死亡事故)です。
教員は、児童に対して車が行き交う校門前の公道でお絵描きすることを認めました。その結果、しゃがみ込んで描いていた児童が車にひかれ、死亡しました。
約7270万円(横浜地小田原支判平成29年9月15日判例時報2373号70頁)
教員が危険な公道上でお絵描きをすることを認めれば、お絵描きに集中してしゃがみ込んで描く児童もいることが考えられ、車にはねられる危険性があります。
裁判所は、教員の対応について責任があると認め、学校側に約7270万円の損害賠償を命じました。
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